筋トレだけでは痩せない!?
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結論から言うと、食事管理を全くせず筋トレのみで痩せることはできません。
年が明けて最近、お腹が出てきた…そんなお悩みをお持ちの方も多いはず。
スポーツジムに通ってもお腹周りの脂肪だけはどうしてもなくならない、という声をよく耳にします。
なぜ運動だけでは痩せられないのか。
運動だけで痩せようは間違い
痩せるためには、「摂取するエネルギー」よりも「消費するエネルギー」を多くする必要があります。
例えば、日常生活を送るうえで最低限必要な消費エネルギーである基礎代謝も含め1日の消費エネルギーが2300キロカロリーの人が、常に食事で1日2800キロカロリーを摂取していたとすると、消費エネルギーを500キロカロリー以上増やせば痩せられることになります。
逆に言うと何もしなければ500キロカロリーずつ太っていくことになります。
このように口で言うのは簡単なのですが、有酸素運動の代表格であるランニングで500キロカロリーを消費しようとすると、かなりハードな運動量が必要です。
筋トレにより筋肉を増やし、基礎代謝量を増加させると効率的に痩せられますが、毎日筋トレを行うのは簡単ではありません。また、筋肉の疲労を考慮すると毎日すべきでもありません。
運動で消費エネルギーを増やすことで痩せるのはやや効率が悪く、摂取エネルギーを減らす、つまり食事量を減らす方が現実的です。
お腹の脂肪が落ちにくいのはなぜ?
食事も運動も気を付けてはいるけれど、お腹周りの脂肪が落ちないと悩むお客様がたまにおられます。
なかなか取れないお腹周りの脂肪はおそらく「皮下脂肪」でしょう。実はこの「皮下脂肪」は一旦つくと減りにくいのです。お尻や太ももなどの取れにくい脂肪も「皮下脂肪」です。
お腹につく脂肪について解説したいと思います。
まず、脂肪分解に対して抵抗力のある脂肪細胞がお腹に多く存在することが挙げられます。
脂肪には褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞という2つの脂肪細胞があります。
褐色脂肪細胞は体脂肪を分解を加速させるのに対して、白色脂肪細胞は脂肪を身体に溜め込んでしまう性質があります。
お腹の脂肪が落ちにくいのは、脂肪の分解に対して抵抗力のある白色脂肪細胞が多いからなのです。
腹部などの、皮下脂肪がつきやすい場所の多くは、心臓から遠く延びた末梢(まっしょう)血管と呼ばれる血管が通っている場所にあるため、血流が悪くなりやすく脂肪が消費されにくいです。
しかも皮下脂肪が増えると、その周辺の血管が圧迫されて血流が悪化し、さらに脂肪が減りにくくなり、悪循環に陥るという報告もあるようです。
痩せるためのポイントと注意点
先ほども申し上げましたように、まずダイエットの基本原則は消費カロリー>摂取カロリーです。
ダイエットしてるのに結果が出ない、体脂肪が思うように落ちない、という方の多くがカロリー収支がオーバーしている事が多いです。
逆にいえば食事を管理し、アンダーカロリーになっていれば自然と体脂肪は減るはずです。
カロリー収支は正確には測れないですが、大体で充分です。
なのでまずは、推定の消費カロリーを把握し、摂取カロリーを設定して、カロリー収支の管理をしていきましょう。
そこから体重や体脂肪率が減らなければ微調整していけば大丈夫です。
体脂肪は短期間で簡単には落ちません。
1日の体重の増減ではなく、長い目でみて、少しずつカロリー収支をマイナスにして落としていく事が基本です。
また、ダイエットを行う際には、栄養バランスが取れた食事を心がけることが大切です。
単にカロリーを減らせば良いと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、極端なカロリー制限は健康に悪影響を与える可能性があります。
食事量を極端に制限すると、ビタミンやミネラルなど体の健康を保つのに必要な栄養素が不足してしまうこともあります。
また、同じカロリーを摂取していても栄養をバランス良く摂取している方が、体への負担も少なく痩せやすく効果も高まります。
ダイエット中でも、栄養バランスの良い食事を摂るように意識しましょう。
まとめ
先ほども申し上げましたように、筋トレだけでは体脂肪を落とすことはできません。
主に以下のポイントを頭に入れて生活を送ることが重要です。
・消費カロリー>摂取カロリー
・バランスの取れた食事
・適度な筋トレと有酸素運動
・充分な休養
・しっかりと水分を摂る
・ダイエットを途中辞めにせず目標を達成するまでやり切る
しっかりポイントさえ押さえれば必ず結果はついてくるはずです。
無理しすぎない楽しい食事で体脂肪を落とし、理想の身体を作っていきましょう。