ストレスを溜めない方法を知り、幸せな日常を
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健康
はじめに
過剰なストレスを感じていても、自分ではなかなか気がつかないもの。でも、イライラ、ピリピリした表情や眉間のシワ、への字口は隠すことはできません。
今回の記事では、みなさんが毎日を心穏やかに過ごせるよう、ストレスを溜めない方法についてお話したいと思います。
大きなストレスを感じると、私たちの体は「闘争・逃走モード」を発動します。すると、アドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンを分泌し、心拍数が急激に上がり血圧も上昇。
肝臓からは糖が放出され、瞬時に筋肉へエネルギーを供給、いつもより強く素早く動けるよう促すという変化が起こります。
動物が敵に出くわしたら闘うにしても逃げるにしても、最大のパフォーマンスで対応しなくてはいけません。
この反応の結果が、人間の場合はいわゆる「火事場の馬鹿力」。
問題はこの反応が命の危機だけでなく、精神的なストレスに晒されても起こってしまうということです。
現代社会は、私たちに慢性的なストレス(変化)を与えています。
火事でも地震でもないのに、ストレスホルモンが過剰に分泌され続け、その結果、多くの人が日常的に、頭痛や肩こり、動悸などに悩まされています。
みなさんも、体に何らかのサインが現れているのに、忙しさを言い訳に「気のせい」や「見ないフリ」をしてはいないでしょうか?
でも、誇りにしている仕事で活躍したい、家族を支えたい、楽しい人生を送りたい、と思うのであれば、5年後も10年後も元気でいたいと思いますよね?
そのためには今からストレスとの付き合い方を意識して学ぶことが欠かせません。
イライラしない生活を送るための方法
生活習慣を正して、行き当たりばったりに一日を過ごさない
まずは朝。ギリギリに起きてバタバタ準備しないのは当然のこと。
余裕を持って起床し、家の中のお気に入りスポットに座って、大きめのマグでハーブティを飲む時間くらいは欲しいものです。
私でしたら柔軟体操や水を飲む、ゆっくりシャワーを浴びるなど毎朝必ず行っています。
あなたなら何を習慣にしますか?
仕事中や勉強中、家事の合間にも、数分はくつろぐように心がけましょう。
時間を決めて考え事をするでもよしです。
音楽を聴く
音楽好きな人でもそうでなくても、シューマン共振、と呼ばれる7.38Hzで音楽を聴くと、とてもリラックスすることができると言われています。
何でもいいので好きな音楽を聴くことで脳をリラックスさせることができます。
もちろんアイドルの曲でも問題ありません。
とにかく深呼吸をする
簡単そうですが、ストレスフルで忙しい生活に流されている人は、こんなことすら実践できていません。過去の私もそうでした。
ただ深く吸って吐くだけでは意味がありません。私たちは、落ち着いて深呼吸する短い時間を取れないばかりか、深呼吸の方法すらよくわかっていないのです。
基本から行いましょう! 下腹部に手を置いて、鼻からゆっくり、2,3回に分けて深く息を吸い込み、口から吐き出します。
口から息を吐き出すときに、ため息つく時のような音を出しながら行うと、張り詰めた気持ちを緩めることができます。
とにかく「息を吐く」ことを意識して息を吐き切りましょう。
そうすることでリラックスでき交感神経が整います。
お腹が空いていないときは無理して食べない
疲れていると食べ過ぎになりがちです。さらには、「たくさん食べる女の子が好き」とかいった男性の声に乗せられて、自分が必要としている以上に食べている、なんてこともあるんじゃないですか?
きちんとした栄養バランスを維持できるのであれば、「食べること」は健康の味方です。
でも、たくさんの実験や調査が、カフェインや糖分の摂り過ぎは、ストレス解消になるどころか私たちのストレスレベルを上げる原因になることを示しています。
仕事の合間には、コーヒーよりもお茶、スイーツやスナック菓子よりも、ナッツやバナナ、ヨーグルトでエネルギーを補給するのが正解。
食べなくていい時は食べない、という選択で、ストレスを未然に防止しましょう。
疲労が溜まっていたり、ストレスフルな時はどうしても人間は「食」に走る傾向にあります。
ちゃんと頭で理解した上で、食欲を理性でコントロールするようにしましょう。
散歩・ウォーキングをする
「運動しなきゃ」と思っていても、具体的な行動に出られないなら、まずは歩くことから始めましょう。
ウォーキングには、ストレスホルモンレベルを低く保つ効果があり、取り組むことでリラックス感を与えてくれます。日常的にトレーニングしている人はよく、運動すると、その日起きた嫌な事を忘れられる、と言いますがそれと同じです。
「ウォーキング」が重く感じてしまう人は、「散歩」をしましょう。
途中で立ち止まってもOKです。景色を見ながらゆっくり歩くという心意気で。
人は、誰かに嫌な事を言われたり、失敗してしまったり、嫉妬心を覚えたりするものですが、そういうダークな感情は、運動することで発散してしまいましょう。
その第一歩がウォーキングなのです。
やってはいけないストレス解消法
ストレスを解消する方法はいろいろありますが、なかには「やってはいけないストレス解消法」もあります。
例えば、飲み過ぎや食べ過ぎ、過度の喫煙は、健康を害するおそれがあるため避けなければなりません。特に過度の飲酒や喫煙は依存をまねくリスクが高いため、要注意です。
「寝だめ」をするのもおすすめできません。しっかり眠るのは良いことですが、昼近くまで寝る・何時間も昼寝をするなどして生活のリズムが乱れると、かえってストレスがたまりやすくなります。
また、過度の買い物やギャンブルもNGです。一時的にはストレスの解消になるかもしれませんが、依存や金銭トラブルなど新たなストレスを生み出すことにもなりかねません 。
まとめ
ストレスの原因は多岐にわたります。また、ちょっとした出来事がきっかけで、ストレスを強く感じる場合も少なくありません。
しかし、ストレスを放置すると心や体、行動にも悪影響がおよびます。
病気や重大な事故などを防ぐためにも、こまめにストレスを発散するように心がけましょう。
また、オフィスなどでは、軽く体を動かしたり深呼吸したりするだけでもストレス発散になります。
適量の甘いもの、ガム、好みのストレス解消グッズなどを机に常備しておくのもおすすめです。
そして、しっかり睡眠をとれるように時間を確保して、心と体をストレスから解放しましょう。
好きなことに没頭するなど、自分のためだけに時間を使うのもストレス解消になります。
適切なケアで、心と体の健康を維持しましょう。