運動習慣をつけて10歳若く!健康寿命を延ばす!
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はじめに
運動習慣を付けて日々運動に取り組めば、より健康になれる。誰でも知っていることですが、実践できている人は多くありません。
厚生労働省が2015年に発表した「国民健康・栄養調査結果の概要」によると、日本人は若ければ若いほど運動をしておらず、なんと70歳以上で最も運動習慣の実施率が高いという結果になりました。
若い人は忙しく、自由に使える時間を持てるのは歳を取ってから、ということも理由の一つかもしれません。でも、20代と40代、どちらがヒマかなんて人それぞれ。男性では20代と40代で運動習慣の実施率にそれほどの差はありませんが、女性ではなんと2倍以上に跳ね上がります。
みんな、歳をとってカラダの不調が出たり、自分の周りで病気にかかったりする人がちらほら始めてから運動をするようになるのでしょうか。これぞまさしくドロナワ対応。
ドイツのカールスルーエ・インスティテュート・オブ・テクノロジーで行われた長期間に渡る調査と研究の結果、アクティブなライフスタイルを実践する人は、そうでない人と比べ、実年齢より10歳若いレベルの運動能力を維持しているということがわかりました。
運動能力が高いということは、骨と筋肉の質と量が高いということ。これは病気や怪我のリスクを抑えるだけでなく、見た目の若々しさにも当然直結していきます。
尻に火が点いてからではなく、今のうちから将来の健康とルックス維持のために投資するべきです。
そうでなければ「若いうちが華」で終わってしまいます。それに、必ずしも金銭的な投資を必要としないところも、フィットネスの大きなメリット。
あなたがやるか否か、それだけが未来を左右するのです。
実年齢より10歳若く、動けるカラダで健康に
近年の研究では、何らかの運動習慣を継続している人は、座りがちで運動不足の生活をしている人よりも、高い運動能力を維持していることがわかりました。
・運動習慣のある40代(41〜50歳)は、運動不足の30代(31〜40歳)よりもフィットネステストの成績が良い。
・運動習慣のある50代(51〜60歳)と運動習慣のない40代:同レベルの成績
・運動習慣のある61歳から80歳までの被験者と運動習慣のない50代:同レベルの成績
運動習慣がある人は、明らかに身体能力において「若々しさ」を保っていられることができます。
つまり骨や筋肉、心肺機能の衰えが少ないということです。
健康寿命が大切!最後まで楽しく充実した人生を過ごすために
一度は耳にしたことがある「健康寿命」。
その名の通り健康でいられる寿命のことです。寝たきりになって身の回りのことが自分一人で出来なくなれば「健康寿命」は終わりです。
先進国では、衛生状態の向上や医療の進歩で寿命が伸びたにも関わらず、カラダを動かす仕事が減り、家でも仕事場でも座りっぱなしの上、現代社会特有のストレスに24時間晒された結果、長い人生を心身の健康問題に悩まされながら過ごす人が多くなっています。
特に日本人は平均寿命が長い分、介護なしで暮らせる「健康寿命」とのギャップが問題に。
厚生労働省の2013年の調査によると、平均寿命と健康寿命の差は男性で9年、女性で12年。人生の最後約10年間は、人の手を頼りにしなければ日常の用を足すことことはおろか、生きていくことさえができない、そんな終末が現実のものとして私たちを待っているのです。
運動習慣を実践することで、その老化スピードを遅らせることは可能です。
まずはウォーキングから始めよう!
運動習慣を身に付けたいからと言って、みんながみんな、ランニングや筋トレを習慣化できるわけではありません。
アクティブでヘルシーなライフスタイルの始めの一歩を踏み出してもらうためには、もっと軽い運動からアプローチする必要がありそうです。
そんな運動をこれから始める方におすすめなのが「ウオーキング」です。
まずは一日5,000歩~8,000歩を目指して歩くようにしましょう。
ウォーキングのメリット
代謝UPでダイエット効果を上げる
一人ひとりの体重やフィットネスレベルによって異なりますが、一時間のウォーキングで約200から400kcal消費できます。運動一般に言えることですが、代謝を上げることで、食事管理によるダイエット効果を後押しします。
ストレス発散できる
私たちの体は、主に低血糖とストレスに反応してコルチゾールというストレスホルモンを分泌します。コルチゾールの分泌量が増えると、肥満や肌の老化の原因となり、ひどい場合には動脈硬化や糖尿病をもたらします。
運動しているのになかなか体重が減らないときは、ストレスの多い仕事や生活環境が原因かもしれません。慢性的なストレスと負荷の高いハードなワークアウトの組み合わせも、コルチゾールの分泌が増える原因となることが考えられます。
ウォーキングは、ハードなランニングや筋力トレーニングなどとは異なり、コルチゾール値を低く保ちます。
つまりストレスが発散されやすいということです。
心と身体はつながっています。行き詰まったらウォーキングでリラックス。トレーニングや食事改善の効果アップにつなげましょう。
誰でもその場ですぐ始めれる
ただ立ち上がって歩くだけでいいのです! 着替える必要もシューズを履き替える必要もありません。
ウォーキングのためのまとまった時間が取れないなら、一日を通して何度か細切れに歩くという方法でも大丈夫です。
「運動」と思わず、まずは「散歩」と思えば気軽に取り組めるでしょう。そのの景色を眺めながら歩けば自然と足が前に出るはずです。
階段を歩いたり、傾斜をつければ脚の筋肉を鍛えられる
ウォーキングの習慣がついてきたら、傾斜や階段を利用して少し負荷をアップさせましょう。
ウォーキングの運動効果が増すだけでなく、体幹筋を活発にし、ヒップの筋肉や太ももの大腿筋を鍛えることもできます。
運動を習慣化するコツ
運動不足を解消するためには、運動を習慣化することが大切です。なかなか運動が続かないという方は、以下のアイデアを試してみませんか?
・周囲に宣言する
・運動仲間を作る
・運動するタイミングを決めてルーティン化する
・まずは3日続ける→次は1週間続けるなど、小さな目標を少しずつ達成していく
・アプリなどで運動記録をして可視化する
・靴などの道具を目につくところに置く
この中で何か取り組めそうなものがあれば、出来ることから実践してみましょう。
まとめ
あなたが今20代でも40代でも、はたまた60代であっても同じこと。今困っていないからと言って不摂生を続けるのはあなた自身のチョイスですが、「自分はこのまま健康でそれなりにいい感じを保てる」なんて楽観視はしない方がよいでしょう。
10年後も20年後も今と変わらない、今より楽しそうに輝いている自分でいたいなら、 元気な今のうちに少しずつ、運動習慣を始めることはマストです!
そして、いつまでも健康で動けるカラダを維持し続けましょう!