成長ホルモンが急上昇
成長ホルモンの大きな役割は、体の成長と新陳代謝を促進させることです。それが筋肉増強や若返り、怪我からの早期回復などに大きな効果を発揮します。
成長ホルモンの分泌を促すのは「乳酸」です。乳酸は、筋肉が疲労する時にできるものです。乳酸ができると筋肉ないの受容体が刺激され、脳の下垂体前葉から成長ホルモンが分泌されます。
加圧している時は血流が制限されているため、筋肉内にできた乳酸もでていきにくくなります。そのため、加圧することで乳酸の量はどんどん増え、受容体が強く刺激されて、大量の成長ホルモンが分泌されるのです。これを科学的に実証したのが、東京大学院総合文化研究所の石井直方教授。石井教授らの研究では大腿部のつけ根を加圧した状態で膝の運動を行いました。その結果、安静時の290倍もの成長ホルモンのが分泌されたことが証明されたのです。