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コラム

雨の日の不調の原因とは?

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健康

はじめに

気温や湿度などの気象要素は私たちの健康に影響を及ぼしますが、気圧の変化も体調を左右する大きな要因であることが近年の研究ではっきりしてきています。

梅雨時は特に天気が不安定になります。天気と体調の関係を知り、適切なケアで元気に乗り切りましょう。

気圧の変化で頭痛やめまいが起こる「天気痛」のメカニズムとは?

「天気痛」とは、台風が近づくと頭痛がする、雨が降ると古傷が傷むなど、その人がもともともっていた症状が天気に影響されて現れたり悪化したりするものをいいます。天気痛の症状は、頭痛、神経痛の悪化、めまい、肩こり、首痛、腰痛、眠気、耳の症状、気分の落ち込み、うつ、不安症など多岐にわたります。
これまでの研究で、気象要素の中でも、特に気圧の変化が天気痛の大きな引き金になっていることが分かってきました。この気圧を感知するのが、体の平衡感覚をつかさどる内耳です。天気痛は気圧の変化に内耳のセンサーが過剰反応し、その情報が脳に伝わって自律神経のバランスが乱れ、様々な不調を引き起こしていると考えられます。そのため内耳が敏感な人は気圧の変化によるストレスが大きく、不調が起こりやすいのです。

寒暖差が大きく気圧の変化も激しい春先、低気圧が繰り返し前線に沿って動き、湿気も多い梅雨時、さらに夏から秋にかけての台風シーズンは特に天気痛が起こりやすいので注意が必要です。片頭痛の人には気圧変化の激しい季節になると不安になり、眠れなくなったり、痛みがひどくなったりする人が多くいます。こうした悪循環に陥らないためにも、天気と体の関係に気づき、適切に対処することが大事です。

女性のほうが天気の影響を受けやすい!更年期世代は特に注意。

天気痛を悩んでいる人の3分の2は女性で、一番多いのが40代といわれています。

その理由の1つとして、女性のほうが男性に比べ自然への感受性が高く、天気の影響を受けやすいことが考えられます。

また、現代女性を取り巻く社会環境も影響しています。昔と違って自然の変化に即して活動・休息することができなくなり、ストレスがかかっていること、さらに、女性ホルモンの影響で片頭痛もちが多いことも女性に天気痛が多い理由といえます。

さらに、更年期の不定愁訴(しゅうそ)には、頭痛、肩こり、うつなど天気の影響を受けやすいものが多く、更年期世代の女性にも天気痛の訴えが高率で見られます。

「痛み日記」をつけて自分の痛みのパターンを把握しよう

天気痛には予兆が見られることが多く、よくある症状としては、めまい、吐き気、あくび、耳鳴りなどが挙げられます。

しかし、台風が来る直前に体調に変化が起こる人、台風の通過中に起こる人など、不調の起こるタイミングは人それぞれです。

こうした天気と体調の関係、不調が起きる自分なりのパターンを把握することが、天気痛脱出の第一歩となります。

体と天気の関係を知るには、1カ月間「痛み日記」をつけるとよいでしょう。

「痛み日記」は、本当に天気に影響されているのか、いつどんなタイミングで、どんな症状が起きるのかなどを知ることができ、それによって対処法も見えてきます。

日記に必要なのは①天気、②気圧、③体調の変化、④痛みの強さ、⑤運動、⑥睡眠の6項目。スマホを持っている人は「ウェザーニュースの天気痛予報」というアプリを使うのがおすすめです。

天気に左右されない体質に変わるには、規則正しくメリハリのある生活を

天気痛と共に生きていく上では、気象というストレスに負けないように自律神経を整えていくことが大切です。そのためには、日中はアクティブに、夜はリラックスするなどメリハリのある生活を心がけましょう。続けたい生活習慣は下記の5つです。

天気痛対策としてもう1つ大切なのは、もともともっている病気や不調を治すことです。天気から受ける影響を減らし、不安要素が減って症状が落ち着けば、治療もしやすくなります。ぜひ天気痛を自分の体を見直すきっかけにしてください。

1.朝起きたら太陽の光を浴びる

朝に強い光を浴びることで刺激が脳に伝わり、体内時計がリセットされ、自律神経が整います。

2.朝食を必ず食べる

寝ている間に下がった体温を上げ、自律神経を副交感神経から交感神経に切り替える役割があります。

3.運動を取り入れる

日中はなるべく活動的に過ごしましょう。ウォーキングや軽めのランニングなど長くできる有酸素運動が効果的です。

4.ぬるめの湯で入浴

夜に39~40℃の湯にゆったり浸かると体がリラックスし、副交感神経優位に。血行もよくなり、眠りにも好影響を及ぼします。

5.質のよい睡眠

休日の「寝だめ」はリズムが乱れる元に。起床・就寝の時間を一定にし、睡眠のリズムを整えることが第一です。

最後に

40代50代の女性でお悩みの方も多いかと思います。特に春先から梅雨にかけて天候が変わりやすく体調を崩しやすい時期といわれています。

天気と体調の関係を正しく知り、適切なケアで元気に乗り切りましょう。

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