ダイエットの季節「冬」
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はじめに
結論から申し上げますと、冬の寒い時期こそダイエットには最適です。
今年は暑い時期が長く続いていましたが、一気に冬がきたように寒くなりました。寒いと外に出るのも億劫になるという方も多いのではないでしょうか。
しかし寒いからと家に篭っているのはもったいないです。冬の寒い時期こそ脂肪を燃やすチャンスなのです。事実、多くの研究で冬の方が脂肪が燃えやすいということが分かっています。
そこで今回はなぜ冬の寒い時期が脂肪燃焼に最適なのかをお話ししていきたいと思います。

なぜ冬場は痩せやすいといわれているのか
1.基礎代謝が上がる

基礎代謝は夏の暑い時期に比べて、冬の寒い時期の方が高くなります。基礎代謝が高くなるということはその分1日に消費するカロリーが増えることになるので、痩せやすくなります。なぜ寒い時期に基礎代謝が上がるのかというと、人間にはホメオスタシス(恒常性)という機能があるからです。ホメオスタシス(恒常性)とは、身体の外から受ける変化や内部の変化に関わらず、体内の状態(体温・血液量など)を一定に保つことを言います。これにより寒い時には熱を産生して、エネルギーを消費して基礎代謝が高くなるのです。基礎代謝は1日の消費カロリーの多くを占めます。つまり基礎代謝が上がる寒い冬の時期は消費するカロリーも増えるので、脂肪燃焼に最適といえるのです。
2.褐色脂肪細胞が活発になる
脂肪には燃焼しにくい「白色脂肪細胞」と燃焼しやすい「褐色脂肪細胞」があります。運動などで消費されるのは褐色脂肪細胞で、白色脂肪細胞はあまり消費されません。しかし寒い冬の時期には白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変えるホルモンが分泌されると言われていて、これにより脂肪燃焼の効率が上がるとされています。ある研究で、10人の健康な若い男性たちを室温17度の空間に毎日2時間ずつ6週間滞在させるグループとそうでないグループと比較したところ、寒い空間で過ごした前者のグループの方が6週間で平均1kgを脂肪を落とすことができたそうです。このことから、褐色脂肪細胞が代謝のスピードを上げて、脂肪量を減らす可能性が示唆されたそうです。 褐色脂肪細胞は寒さや冷たさによってそのスイッチが入ると言われています。なので寒い冬の時期は脂肪を燃やすチャンスなのです。
冬のダイエット 成功のポイント
こまめに動く
基礎代謝が上がる季節だからこそ、お掃除でも散歩でも良いので、こまめに体を動かすことを心がけましょう。特に外に出て寒さを感じると「熱を作れ!」とカラダが働き出すので、積極的に歩く機会を増やすことも重要です。
エレベーターでなく階段にする、一駅分歩く、ウオーキングがてらお買い物に行くなど、歩く時は背筋を伸ばし腹筋や背筋も有効に使えることを意識しましょう。
この時期、こたつに入るのは暖かくて気持ちがいいですが、一度入ると出れなくなります。
心を鬼にして動きまくりましょう!
お腹を温める

体の中心が冷えると、血行不良から代謝が落ちてしまいます。特にお腹まわりをしっかり温めるようにカイロや腹巻きなどの活用がオススメです。
また、お腹を膨らませながら行う深呼吸を繰り返すのも良いです。呼吸によって内臓をマッサージすることで、体の芯から温まり、代謝アップに役立ちます。
お腹が弱い人は、冷やさないよう特に気を付けましょう。腸内環境が乱れることで代謝の低下が懸念されます。
朝食をしっかり摂り、代謝の上がる食事を

朝食には、眠っている間に低下した体温を上げる効果があります。そしてその体温を維持しようと体内のエネルギーを使うので、基礎代謝が上がります。
食事は朝昼晩バランス良く、特に朝食はしっかり摂るようにしましょう。
体の組織の中で、最もエネルギー消費が多いのは筋肉です。筋肉量が多ければ、基礎代謝量が増え、太りにくく痩せやすいカラダになります。
筋肉のもととなるたんぱく質をしっかり摂るようにしましょう。しかし、お肉は脂肪が多くカロリーも高いので、油を使わないなど調理法の工夫が必要です。
では、他にたんぱく質が豊富に含まれている食品は何でしょうか?
例えば、納豆1パックで8.4gのたんぱく質が摂れます。また、カツオ100gで25.8g、サバ100gで20.6gなど。このように以下のような食品に多くたんぱく質は含まれています。
魚や大豆製品は良質なたんぱく質である上に低カロリー。積極的に食べたい食品ですが、三度三度の食事で摂るのが難しい場合は、アミノ酸のサプリメントなどを活用すると良いでしょう。
また、しょうがやニンニク、ゴボウやレンコンなどの根野菜は、カラダを温め代謝を上げる効果がありますので、上手にメニューに取り入れていきましょう。
ちょっとだけ薄着を心がける

寒いからといって、厚着をしたり暖房をかけ過ぎていると、カラダは体温を上げようとしなくなり、基礎代謝が上がりません。
暖房の温度を下げ、無理のない範囲で薄着でいることを心がけましょう。
体温を上げるためにエネルギーを使い、代謝を上げることが狙いです。
冬のダイエットの注意点
ダイエットにつきものの運動ですが、冬に運動をする際に注意したいのが、寒さの影響による血圧の急上昇です。
脳梗塞、心筋梗塞の危険性があります。「自分は大丈夫」と過信せず、体調が悪ければ無理はしないようにしましょう。
特に寒い日には屋内での運動がおすすめですが、屋外で行うなら気温が上がる日中に行ない、しっかりとウオーミングアップをした上で運動を始めましょう。
まとめ
冬太り、正月太りしてしまう人が多い思いますが、今こそダイエットを始める好機です。自分自身の体を正しく理解し、今の寒い冬の時期に頑張れば頑張るほど結果も出やすいのです。
体を温める 体温が1度上がると基礎代謝は12%上がると言われるほど、体を温めることは重要です。
体をしっかりと温め、体温を上げることは、代謝を上げ脂肪を燃やすくしてくれるだけでなく、血液の循環を良くして、浮腫みなどの解消にも繋がります。身体は芯からしっかりと温めていきましょう。
そして、普段の食事からしっかりとバランスの良い食事を摂ることを心がけ、摂取カロリー<消費カロリーの状態を作るようにしましょう。
もう少し暖かくなったら、なんて言うのは勿体無いです。取り掛かるなら今!ぜひダイエット、ボディメイクするなら今から始めていきましょう。