エラグ酸について
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エラグ酸とは、植物由来のポリフェノールの一種です。肥満気味の方の体重・体脂肪・血中中性脂肪の減少をサポートする働きが報告されており、健康や美容への関心が高い方々から注目を集めています。
この記事では、エラグ酸の特徴や期待できる働き、含まれる食品、効率的な摂取方法についてわかりやすく解説します。手軽に取り入れられるアイテムも紹介するので、日々の健康が気になる方はぜひ最後までご覧ください。
エラグ酸とは

エラグ酸とは、植物由来の成分であるポリフェノールの一種です。ポリフェノールは植物が紫外線や乾燥、害虫などから身を守るために生成する成分で、渋みや苦み、色素のもとになっています。
また、ポリフェノールにはエラグ酸以外にもさまざまな種類があり、代表例は以下のとおりです。
- 緑茶に含まれる「カテキン」
- ココアに含まれる「カカオポリフェノール」
- 赤ワインに含まれる「アントシアニン」
こうしたポリフェノールは健康や美容をサポートする成分として注目されています。
なかでもエラグ酸は、肥満気味の方の体重・体脂肪・血中中性脂肪にアプローチできるポリフェノールです。ザクロやベリー類などの食品だけでなく、エラグ酸を含む機能性表示食品からも摂取できます。
エラグ酸に期待できる効果
ここでは、エラグ酸の摂取により期待できる効果を詳しく解説します。
2.1.肥満気味の方の体重・体脂肪の減少をサポートしてくれる
エラグ酸には、肥満気味の方の体重・体脂肪の減少をサポートしてくれる働きもあります。
体重や体脂肪が増える主な背景には、食べすぎによる摂取エネルギーの増加や運動不足による消費エネルギーの低下が挙げられます。体重や体脂肪を減らすためには、バランスの取れた食生活や定期的な運動が必要ですが、それに加えてエラグ酸を取り入れると良いでしょう。
実際、肥満気味の方がエラグ酸を1日3mg、12週間継続して摂取した場合、体重1.06kgの減少サポートにつながったという研究結果があります。日々の食事にエラグ酸を取り入れることで、健康的な体づくりをめざせるでしょう。
2.2.血中中性脂肪の減少サポートが期待できる
エラグ酸には、肥満気味の方の血中中性脂肪にアプローチする働きもあるため、高めのBMI(Body Mass Index)が気になる方にもおすすめです。
中性脂肪は身体にとって大切なエネルギー源ですが、使い切れなかった分は体脂肪として蓄積されます。この体脂肪が体重の増加を招き、結果としてBMIが高くなる原因となります。
余分な血中中性脂肪の減少サポートとして、エラグ酸の摂取がおすすめです。実際、エラグ酸を継続して摂取した場合、肥満気味の方の血中中性脂肪の改善を助けたことが報告されています。
健康診断などで中性脂肪やBMIが気になる方にとって、エラグ酸は積極的に取り入れたい成分でしょう。
エラグ酸は食材から補う必要がある
エラグ酸は植物由来のポリフェノールであり、体内で生成できません。そのため、基本的には食材から摂取する必要があります。
エラグ酸が含まれる食材の例は、以下のとおりです。
- ザクロ
- イチゴ
- ラズベリー
- ブラックベリー
- クランベリー
- クルミ
- ブドウ
ポリフェノールは水に溶けやすく比較的短時間で作用する一方で、体内にとどまりにくいとされています。一度にたくさん摂るよりも、毎日こまめに摂取すると良いでしょう。

まとめ
エラグ酸は肥満気味の方の体重・体脂肪・血中中性脂肪の減少をサポートするポリフェノールです。ザクロやベリー類などの食品に含まれており、継続して摂取するのが望ましいとされています。
日々の健康サポートとして取り入れてみてはいかがでしょうか。