ぎっくり腰の対処法は?その後のリハビリについても解説
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はじめに
ふとした拍子に、腰へ激痛が走る「ぎっくり腰」。その痛みの強烈さから「魔女の一撃」とも呼ばれ、発症すると日常生活に支障をきたすほど、様々な影響が生じます。
30代以上の方は一度は経験があるのでないでしょうか?
今回は、ぎっくり腰になった時の対処法とその後のリハビリについてご紹介します。
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ぎっくり腰は、腰に激しい痛みが生じる
ぎっくり腰は、突然、腰に激痛が生じる疾患です。諸説ありますが、腰にある筋肉や靭帯、関節に急激な負担がかかることで、損傷を起こして痛みが出るケースが多いようです。
また、ぎっくり腰という名称は通称で、正式名称を「急性腰痛症」といいます。
原因は?
残念ながら、ぎっくり腰が生じる明確なメカニズムは、現在のところ解明されていません。
しかし、運動不足や加齢による筋力や柔軟性の衰え、腰に負担のかかりやすい身体の使い方があると、ぎっくり腰を発症しやすくなります。
例えば、「重たい物を持ち上げる」、「体をひねる」、「咳やくしゃみをする」といった、日常生活の何気ない動作で起こる可能性があります。
クセになるって本当?
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クセになるといわれていますが、再発をある程度防ぐことも可能です。
一度ぎっくり腰になると、しばらく腰を動かせなくなるため、腹筋や背筋などの筋力や腰回りや股関節の柔軟性が低下します。
筋力や柔軟性が低下した状態のままだとぎっくり腰が再発しやすくなるというわけです。そのため痛みが落ち着いてきたら、失った筋力や柔軟性を取り戻していくことが、再発予防にとって大切なことになります。
ある程度落ち着いたらカラダを動かす
痛みが落ち着いてきたら、日常生活のできることは制限せずにおこなうと早期改善につながります。
「過度な安静よりも痛みのない範囲で動かしていく方が改善も早い」と結論づけた論文があります。
痛みがあると安静にした方がいいと感じるかもしれませんが、身体を動かしていた方が痛みと身体機能の回復も良好です。
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痛みがあっても動いた方がいいのか
強い痛みが出たら無理に動く必要はありません。あまりにも痛みが強いときには、先述した横向きで身体を丸めた姿勢をとり、痛みが緩和するまで安静にしましょう。
少しずつ動けるようになってきたら、ベッドの上で徐々に動いてみてください。ただし、痛みに加えて痺れがともなうような場合は、一応医師に診てもらうことをおすすめします。
温めるのは効果的?
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温めることによって血流がよくなり、腰痛軽減や回復につながる可能性があります。
自宅で温める場合は、湯たんぽや温めたタオルを腰部に当てるか、湯船でゆっくりと温まる方法などがおすすめです。
ただし、ぎっくり腰の直後で痛みがかなり強い場合は、氷で冷やしたり消炎作用のある湿布を使用したりして応急処置をしましょう。
リハビリは痛みがない程度に無理なく行う
ぎっくり腰は比較的治りやすい腰痛ですが、やっかいなのは再発、つまりクセになるという点です。
そのため、「再発防止」がリハビリの大きな目的になります。ある程度痛みが落ち着いてきたら、始めていくといいと思います。
リハビリの際は、「必ず痛みのない範囲でおこなう」、「痛みのない運動は積極的におこなう」の2点を意識していただくと、より安全かつ効果的です。
ぎっくり腰の予防法は?
ぎっくり腰は、運動不足や加齢による筋力や柔軟性の低下によって起こりやすくなります。
予防法としては、ウォーキング、腹筋や背筋の筋力トレーニング、柔軟性を維持するためのストレッチなど、日頃からの「運動習慣」が大切です。
また、ぎっくり腰をはじめとする腰痛は、平均体重から外れた低体重・肥満、どちらにおいても発症するリスクが高まります。
そのため、健康的な食生活を心がけ、体重をキープすることも重要です。
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まとめ
ぎっくり腰は誰でもなる可能性がある症状です。
もしなってしまったとしても慌てず冷静に対処するようにしましょう。
今回解説したポイントを頭に入れることでぎっくり腰の発症を減らすことができるでしょう。
また規則正しく健康的な生活習慣を身に着けることが、ぎっくり腰にならない一番の方法であるといえます。