紫外線を全く浴びていなくても年齢とともに生理的老化は起こりまが、日に当たりやすい手の甲や顔には光老化も加わります。
露出しにくい太ももや腕の内側の肌と比べると、その違いは明らかです。
紫外線にはA波(UVA)とB波(UVB)があります。
A波は、B波より弱いものの波長が長く、皮膚の深いところまで届き、肌に弾力を与えるコラーゲンやエラスチンを破壊するため、シワやたるみを引き起こします。
A波より強いB波は、表皮に炎症を起こし、細胞を傷つけます。
細胞内にあるDNAには自己修復機能もありますが、くり返しダメージを受けるとそれが働かなくなり、がん化する場合があります😰💦
DNAを守るため、紫外線を浴びるとメラニン色素が作られ、それが肌を黒くし、やがてシミになるのです。
屋外では、太陽からの「直射光」だけではなく、直射光が大気中の分子に当たって散乱した「散乱光」、直射光が壁や地面で反射した「反射光」と、3方向からの紫外線を浴びることになります。
晴れた夏の日中は、直射光の1.5倍の散乱光が地表に達しています。
反射光は反射面の状態で異なり、土や草地では直射光の10%以下、アスファルトで約10%、水面で10~20%、砂浜で10~25%、新雪では80%にも上がります。
日傘や帽子だけでは、散乱光や反射光を防げません。
サングラス、UVカットの洋服やスカーフ・手袋、日焼け止めなどが有効です。
また、普通の窓ガラスは紫外線を70%くらい通してしまうので、UVカットのカーテンをかける、屋内でも日焼け止めを塗るなどの対策をしましょう☀️
特にA波は天気や季節に関係なく地表に届くといわれるので、曇りや雨の日でも紫外線対策は必要です。
B波は7月がピークですが5月頃から急増するので、過ごしやすい季節から夏と同等の対策を行いましよう😀